暮らしも家具もシンプルにそれが北欧ノルウェースタイル

暮らしも家具もシンプルに
それが北欧ノルウェースタイル

ミカール・ルイス・ベルグ 在日ノルウェー商工会議所専務理事/『StyleNORWAY』編集長

バランスチェアの生まれ故郷、北欧ノルウェー。長い冬を笑顔で過ごすために、家具やインテリアにこだわる文化が根づくノルウェーと、日本での家具文化を知る方にバランス シナジーの魅力を伺いました。食や音楽、自然に芸術まで、ノルウェーの幅広い文化を紹介するライフスタイルメディア『StyleNORWAY』編集長であるミカール・ルイス・ベルグさんが今回のゲストです。

自宅での働き方を考えたときのベストチョイス

ノルウェーと日本、両方の視点を持つ立場から、食・家具・演劇など身近なノルウェー文化をフリーマガジン、ウェブサイト、SNSを通じて紹介しています。自由な働き方が推奨されており、私がオフィスに行くのは“そこにいる必要があるとき”だけ。また、ノルウェーとの時差は8時間あり、こちらの夜が向こうの昼になるため、自宅でも仕事ができる体制を整えておいた方が都合がよいのです。子供がまだ小さいということもありますし、妻との家事の分担・調整を考えるとこうしたワークスタイルがいまのところベストです。

そんな理由から、自宅での働きやすさにもこだわりがあります。家用の椅子にバランス シナジーを選んだのは地元ノルウェー生まれということもありますが、気分次第でいろいろなところで使える気軽さがいいですね。使わないときは机の下にしまっておけるコンパクトなサイズも気に入っていますし、伸縮も簡単。自宅だけでなく、スモールオフィスで使いたい方にもピッタリだと思いますよ。

オフィスワークにもおすすめしたいバランス シナジー

実はオフィスでもバランス シナジーを使っているんですが、最近改良しました? クッションが柔らかくなって、座り心地が上がったように思います。もともと猫背だったんですが、バランス シナジーに座り始めて自然と背すじの伸びを意識するようになりましたし、長時間PC前で作業するときも、立ったり座ったりを繰り返せるつくりになっているので、”座り疲れ”しにくいのがいいですね。

ノルウェーでは、企業に社員の健康を守る義務があるとされています。社員一人ひとりが元気で健康でいることを会社がサポートして、働きやすい環境を整え、最大限のパフォーマンスを発揮してもらうのが当たり前になっています。最近では日本でも「立ったまま仕事をする」会社が増えているそうですし、バランス シナジーを会社単位で使う日がくるとファンの一人としてすごくうれしいです!

つくりがシンプルな椅子こそ、美しい

私の出身地であるノルウェー西部の町オーレスンは、昔から家具づくりで有名で大小さまざまな家具メーカーがありました。その影響からか、子供の勉強机にあわせてバランスチェアが使われるなど、生活に根づいていたのを覚えています。

冬が長いノルウェーでは、自宅での生活を快適に過ごすために、家具や調度品にこだわって自分好みの空間をつくるのが当たり前になっています。「こだわる」といっても過度に華やかさを追求するのではなく、基本はシンプル。生活空間の調和・バランスを壊さないものが好まれます。

私が好きなのは、バランス シナジーのシンプルなフォルムです。ものづくりの世界において、無駄をなくすというのが一番難しいはず。機能性をあげるために装飾するのは簡単かもしれませんが、必要最低限のパーツで最高の機能性を発揮しているところに、バランス シナジーの価値があると思います。

ミカール・ルイス・ベルグ

ミカール・ルイス・ベルグ

Michal Louis Berg

ノルウェー中西部の町オーレスン出身。2004年オーレスン大学を卒業。専攻はExport marketing(輸出マーケティング)。07年上智大学国際教養学部に入学。09年1月よりノルウェー王国大使館に研修生として勤務し、現在は在日ノルウェー商工会議所専務理事、ノルウェーの多彩なカルチャーを伝えるライフスタイル情報誌『StyleNORWAY』の編集長を務める。